コアなファンを持つ諸星大二郎さん。
彼の作品の中に、少女向けホラーコメディ「栞と紙魚子」シリーズがあります。
Kindle版だと全6巻、1巻¥604ーで購入できます。
この第1巻の6話目。
「ボリスの獲物」という話から1匹の猫が登場します。
その猫が微妙に気になるのです。
「栞と紙魚子」シリーズとは
主人公は2人の女子高校生。
一人は栞(しおり)。
友人たちから「神経が何本か抜けている」と言われている、
少々(というか、かなり)変で、
髪の長い美少女。
もう一人は紙魚子(しみこ)。
古本屋の娘。
冷静沈着で個性的なキャラ。
この二人が遭遇する奇想天外な事件の数々が、読みすすめるにしたがって、2人の不思議な世界から逃れられなくなります。
この栞と紙魚子というキャラだけでも濃すぎるのですが、
さらに、強烈で個性的なキャラクターの登場人物(妖怪?ばけもの?)たちが次々登場し、あり得ない世界が広がっていきます。
栞の家の飼い猫ボリス
そんな濃いキャラばかりの登場人物の中で
さりげなく目立っているのが、猫のボリス。
ボリスは6歳のオス猫。
栞の家の飼い猫で、化け猫。
街の雑貨屋「ねこや」の経営者でもあり、その際は中年男性の姿になっているのですが、その姿が「ねこ かわいい」とは全く反対の姿なのですw
ネコの6歳は、ニンゲンなら40歳。
そんな姿で描かれていますが、
40歳というより、60歳代のオヤジにしか見えないwww
ネコでいるときはかわいいのに、
ニンゲンに化けているときの姿・・・。
ギャップにやられます。
「ねこや」の店員に若い化け猫の「シマキチ」がいて、彼もときどき若い男性に化けます。
このボリスとシマキチとが途中から良い味を出しているのです。
いろいろなネコ漫画を読んだことがありますが、
この「栞と紙魚子」シリーズの2ニャンズもおすすめです。
Wikipediaに詳しい説明があります。
(2)~(6)もAmazonKindleで買えます。
この(6)まで持ってますが、
これ以降の作品を読みたい!という思いが日に日に強まるばかりで困っています。